宮崎の町工場が開発!職人の知恵が詰まった
サンドペーパーディスペンサーの特許取得

宮崎から世界へ!
作業効率を追求する板金職人夫妻のアイデアから生まれた
シンプルで画期的なペーパーディスペンサー技術

宮崎市で自動車板金塗装業を営む「株式会社フツガノ」は、独自開発したサンドペーパーディスペンサーについて、今年1月特許を取得いたしました。このディスペンサーは、代表である蓬野弘樹が、日々の作業効率を上げるために考案したものです。シンプルな構造ながら、独自の「重りによる固定」と「個別に取り外し可能な構造」により、サンドペーパーの交換作業を格段にスムーズにしました。

このサンドペーパーディスペンサーを見た妻の一言から、キッチンペーパーホルダーとしても応用できることが判明。キッチンペーパーはミシン目が入っているため、この技術を使えば片手でスムーズにカットできることも実現しました。

この宮崎の小さな町工場から生まれた職人の知恵を、全国、そして世界へと届けるべく、この技術の可能性を広げてくださる企業様とのライセンス契約を希望しております。

特許技術の詳細は以下の通りです。

登録番号特許7621642
登録日令和7年1月17日
出願人株式会社フツガノ(宮崎県宮崎市郡司分甲1835-3)
発明者蓬野 弘樹
発明の名称サンドペーパーディスペンサー

作業効率を極める職人の探求心から誕生

長年、自動車板金塗装の現場で培ってきた経験から、「いかに効率よく、美しく作業するか」を追求してきた代表の蓬野。彼の作業場は、同業者が見学に来るほどに整理整頓が行き届いています。使いやすい道具や部品の収納具を自作する中で、サンドペーパーの整理に課題を感じていました。既存のディスペンサーは、複数のサンドペーパーが同じ一本の筒に連なっており、ひとつの種類がなくなると全て取り外して交換する必要がありました。また、ダンボール製が多いため、湿度が高い宮崎では湿気で形が崩れてしまうこともありました。

この課題を解決するため、蓬野は自らの技術を活かし、重りとなるステンレス製の芯棒を採用したディスペンサーを開発。これにより、サンドペーパーを1つずつ独立してセットできるようになり、交換作業が格段にスムーズになりました。

シンプルだからこそ生まれる利便性

今回特許を取得した技術は、一見シンプルに見えますが、細部までこだわり抜いて開発されました。この技術は、中心の芯棒に重みを持たせることで、ペーパーが動くことなく安定します。また、一本の筒状のもので連携しないため、サンドペーパーの交換が簡単に行えるようになり、様々な種類のペーパーを使う現場での作業効率が飛躍的に向上します。この技術は、ステンレス以外にも重さが確保できる素材であれば応用可能です。完成までに1年を費やし、鉄で試作したり、ペーパーが滑らないように加工したりと試行錯誤を繰り返しました。

妻の一言から生まれた新たな可能性と
片手で切れる快適さ

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このディスペンサーを妻に見せたところ、「これ、キッチンペーパーホルダーにもいいんじゃない?」という一言がきっかけで、家庭用としても試作を開始。キッチンペーパーはミシン目が入っているため、その重みで紙がしっかりと固定され、片手でスパッと切れる快適な使い心地が実現しました。

この使いやすさは評判を呼び、飲食店から注文をいただくなど、業務用のディスペンサーとしても高い評価を得ております。サンドペーパーの場合はミシン目が入っていないため、片手で切ることはできませんが、ディスペンサーの安定性により、ハサミ等でのカット作業が格段にしやすくなります。

ライセンスパートナー募集

宮崎発の特許技術を、御社の製造力で世界へ

シンプルながらも唯一無二
職人の知恵が詰まった特許技術

私たちが開発したこのディスペンサーは、一見シンプルな構造に見えるかもしれません。しかし、そこには長年の経験に裏打ちされた「職人の知恵」と「確かな技術」が凝縮されています。他にはない利便性と耐久性を実現したこの技術は、実際に使用されるお客様から高い評価をいただいております。この独自性こそが、市場における競争力であり、私たちの誇りです。

量産化への課題と
製造パートナーを求める理由

現在、ステンレス材の価格高騰や、小さな町工場ならではの生産キャパシティの限界により、需要に対する十分な供給体制(量産体制)が整っておりません。「もっと多くの人に届けたい」「もっと手頃な価格で提供したい」という想いとは裏腹に、製造が追いつかない現状があります。そこで、この技術の可能性を最大限に引き出し、製造・量産を担っていただける力ある企業様とのライセンス契約を強く希望しております。

宮崎から全国、そして世界へ
共に描く未来

この提携は単なる製造委託ではありません。御社の製造力と私たちの特許技術を掛け合わせることで、製品コストを適正化し、より多くの方々にこの便利な製品をお届けするためのプロジェクトです。宮崎の小さな工場から生まれたこの技術を、全国、さらには世界へと広げていく。その可能性を共に信じ、ビジネスとして育ててくださるパートナー企業様からのご連絡を心よりお待ちしております。

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